土地がなくても家は建てられる!“ゼロから夢のマイホーム”を叶えた家族の6ヶ月間#column
この記事を読めば分かること
- 土地がなくても家づくりが始められるリアルな流れ
- 土地探しのポイントや、よくある失敗の避け方
- 家づくりを成功させるための建築会社との付き合い方
はじめに
「マイホームが欲しいけど、土地もお金もないから無理だよね…」
そんなふうに思ったことはありませんか?
実は、家を建てた人の中には、**「最初は土地も何もなかった」**という人がたくさんいます。
今回お届けするのは、そんなごく普通の夫婦が、子どもと一緒に“理想の暮らし”を手に入れた実話をもとにしたストーリー。
夕暮れ時、家族でリビングの床にゴロンと寝転びながら、「この家にしてよかったね」と言える日が、あなたにもきっとやってきます。
【Step1】「家が欲しい。でも土地がない」そんな不安から始まった話
ある日のこと。アパートの2階、築20年の木造住宅。壁が薄く、隣のくしゃみまで聞こえてくる部屋で、ご飯を食べ終えたばかりの夫婦がこんな会話をしていました。
「そろそろ家、持ちたいよね」
「でも、土地ないし…貯金もそんなにないし」
「やっぱり無理かな…」
けれど、子どもたちが走り回る様子を見ながら、ふたりは気づいたのです。
「今は無理でも、いつかじゃ遅い」
子どもが小さい今だからこそ、家族の時間をもっと大切にしたい。
そしてその想いが、未来のドアを少しずつ開けていきました。
【Step2】最初に考えるべきは「どこに住むか」より「どう暮らしたいか」
家を建てたい、と思ったときに、ほとんどの人がまず「土地を探さなきゃ」と考えます。
でもそれより前に大事なことがあります。
「どんな暮らしがしたいのか」を、ちゃんと考えること。
この家族もまず、ノートに「こんな家がいいな」を書き出してみました。
- 日当たりがよくて、朝日で目覚めたい
- 子どもが庭で遊べるスペースがほしい
- キッチンからリビングが見えると安心
- 車は2台止められると助かる
こうした“理想の暮らし”を言葉にすることで、必要な広さや条件が自然と見えてきます。

【Step3】土地よりも先に「家を建てるプロ」を見つける
不動産サイトを開いても、土地って似たような情報ばかり。写真も分かりづらいし、どこが良いのかなんて全然ピンとこない…
そんなときに、この家族が出会ったのが、近所で開催されていた“家づくり相談会”。
そこで出会った建築士が、こんなアドバイスをくれたのです。
「土地を探す前に、僕たちと“暮らしの設計図”を作ってみませんか?」
そこから建築会社との本格的な打ち合わせが始まりました。プロと一緒に家の間取りを考えながら、「どんな土地ならこの家が建つのか」という視点で土地探しを進められるようになったのです。
【Step4】理想の土地は、"数字"じゃなく"感覚"で選ぶ
数週間後、建築士から連絡が入りました。
「お探しの条件にぴったりの土地が、駅から徒歩12分の場所で見つかりました」
その日の午後、家族4人で現地へ。
細い路地を抜けると、南向きで、ほどよい広さの土地が広がっていました。
静かな住宅街。隣には公園。ふと見ると、小学生たちがキャッチボールをしていました。
奥さんがぽつりと一言。
「ここ、なんかいいね。落ち着く」
数字や条件だけじゃ分からない、“住んでみたい”と思える直感が、そこにはありました。
【Step5】夢が少しずつカタチになる設計と建築の時間
土地が決まり、家のプランも固まり、いよいよ着工。
現場に足を運ぶたび、どんどんカタチになっていく自分たちの家を見て、子どもたちも大はしゃぎ。
「ここが僕の部屋? わー! お城みたい!」
「ママ、あそこがキッチン? ケーキ作ってくれるの?」
毎週末が、家族にとっての“未来探検ツアー”になりました。
そして6ヶ月後。
玄関のカギを手にした日。
奥さんは涙をこらえながら笑いました。
「なんか…夢みたい。ほんとに、家建ったんだね」
まとめ:「土地がない」からこそ、家づくりは自由だ
土地がなくても、家は建てられます。
むしろ、土地がないからこそ、ゼロから理想を描ける自由があります。
大事なのは、順番。
- 暮らしの理想を言葉にする
- 建築会社とパートナーになる
- “暮らしの視点”で土地を探す
あなたもこの家族のように、少しずつ未来を組み立てていくことができます。
その最初の一歩は、もしかしたら「この記事を読んだ今」かもしれません。