1日の終わりに“たった60秒の片づけ”をするだけで、リビングはオフィスから家族の憩いの場へと瞬時に切り替わる!#column

 在宅ワークで最も多い悩みは「リビングやダイニングが散らかること」。でも、収納の仕組みと片づけの習慣を整えれば、毎日快適に仕事と生活を両立できます。


この記事を読めば分かること

  • なぜリビングやダイニングが散らかりやすいのか、その根本原因
  • 在宅ワークでもスッキリ暮らせる収納・デスク選びのポイント
  • 今日から取り入れられる「片づけ習慣」と空間の整え方

はじめに

朝、コーヒーを片手にダイニングテーブルでパソコンを開く。昼には同じテーブルでランチ。夜になると、その上に家族の夕食が並ぶ――。

在宅ワークが増えた今、多くの人が「仕事場」と「生活の場」の境界があいまいになっています。気がつけばリビングはケーブルや資料の山。せっかくのリラックスタイムも、散らかった景色が目に入り、心が落ち着かない。

そんなあなたにこそ試してほしいのが、今回紹介する 「片づけの仕組み+習慣」 です。

1. 小さな“専用エリア”をつくるだけで集中力が変わる

書斎がなくても大丈夫。リビングの一角や窓際など、わずか2〜3畳でいいのです。そこを「仕事専用」と決めるだけで、気持ちのスイッチが入りやすくなります。

例えば、本棚の一段をパソコン置き場にする。壁際に小さなデスクを置くだけでも「ここは仕事モード」という意識が生まれます。大切なのは広さよりも “専用性” です。

2. デスク選びの基準は「片づけやすさ」

在宅ワーク用のデスクを選ぶとき、多くの人はデザインを重視します。でも実際に大事なのは 片づけやすさ

・引き出しがあるか
・コードをまとめられる工夫があるか
・周辺に収納ワゴンを置けるか

これらの条件を満たすデスクなら、仕事が終わった瞬間に机の上をリセットできます。つまり「片づけやすさ」は、仕事の効率そのものに直結するのです。

3. ダイニングテーブルを使うなら“終了ルール”を決める

実際、ダイニングテーブルを仕事場にしている人は少なくありません。広い作業面と明るい光は魅力的ですが、最大の問題は「片づけ忘れ」。

その解決策はシンプルです。
「仕事を終えたら、必ず道具をしまう」 をルール化すること。

片づけまでをワークタイムに組み込むと、生活と仕事の切り替えがスムーズになります。

brown wooden chair beside table

4. 「専用収納」で片づけを自動化する

片づけをラクにする秘訣は、仕事道具専用の収納を持つこと。

・キャスター付きワゴン
・リビングに馴染むキャビネット
・テーブル下に収まる収納ボックス

こうしたアイテムを一つ用意するだけで、毎日の片づけは数十秒で完了します。収納場所が明確になれば、「どこに置こう?」と迷う時間もなくなります。

5. 出しっぱなしはストレスの温床

人の脳は、目に入る情報が多いほど疲れるといわれています。資料やケーブル、おもちゃや雑誌が出しっぱなしだと、無意識にストレスを感じ、集中力も下がります。

「使ったら戻す」を徹底するだけで、部屋も心も驚くほど軽くなるのです。

まとめ

在宅ワークを快適に続けるカギは、特別な家具や広い書斎ではなく、 “小さな工夫と習慣” です。

  • 狭くてもいいから専用エリアを決める
  • デスクはデザインより片づけやすさ重視
  • ダイニングを使うなら「片づけまでが仕事」
  • 専用収納でしまう仕組みを用意する
  • 出しっぱなしをやめ、心地よい空間を守る

今日から取り入れられる小さな習慣が、あなたの暮らしと仕事をもっと快適に変えてくれます。